「奥出雲で新しいことを始めたい」 熱い想いを持った仲間が集まる、三沢地区での暮らし
落合 央行さん 友紀子さん
プロフィール
おふたりとも奥出雲町出身で、高校まで地元で暮らす。
央行さん
関西の大学へ進学した後、出雲市内で就職。
2011年にUターンし、その後 友紀子さんと結婚。
団体職員として勤務しながら、三沢地区の仲間とまちを元気にする活動に取り組む。
友紀子さん
進学・就職で奥出雲町を離れる。
2010年にUターンし、働きながら管理栄養士の資格を取得。
2021年、レンタルスペースを利用した『ともに食堂』をオープン。
愛称は “みざわのお料理お姉さん”。
3人の子育て真っ最中!
三沢地区のまちづくりへの想いを聞かせてください
央行さん:私は団体職員として働くかたわら、地域を盛り上げたいという思いで、三沢地区の若い世代が集まる『トモの会』のメンバーとして活動しています。なかでも思い入れがある活動は、かつて三沢でにぎわいをみせていた商店『金𠮷屋』のリノベーションに携わったこと。当時、地域おこし協力隊だった糸賀夏樹さん(現:株式会社OKU-Reno.の代表取締役)から、金𠮷屋をにぎわいの拠点にしたいと話があって。「じゃあ、俺たちトモの会はマンパワーを出そう!」といった感じで、楽しい場所づくりへの想いを持つ人が結集したんです。コツコツ取り組むこと1年9ヶ月! レンタルスペースとキッチンを兼ね備えた空間がようやく完成しました。
友紀子さん:私はこの金𠮷屋のレンタルスペースを利用した『ともに食堂』で、毎週火曜日と木曜日にランチ営業をしているんです。手作り弁当の配達や、島根リハビリテーション学院への移動販売なども行っています。食堂の立ち上げは、育児休暇中に“NPO法人ともに”の代表である、吉川英夫さんからマーケットの手伝いを頼まれたことがきっかけでした。吉川さんに、私の趣味は料理だと話していたら、「地域食堂を開いてみては?」という話になって、本当に食堂をオープンすることに。
お店を始めたら、娘や地域の子どもたちが「大人になったらともに食堂で働く」と言ってくれるようになり、やって良かったと思いました。他にも、レンタルスペースを使って子どもが主体のフリーマーケットを開いたり、お母さんグループで子どもと高齢者のつながりをつくる食育イベントを行ったりと、幅広い世代が参加できる楽しいことを企画して実施しています。
それに、三沢地区には起業・創業支援の施設『古民家オフィスみらいと奥出雲』があり、移住して新しいことを始めたい人たちと想いがかみ合う場所でもありますよ。
奥出雲町で子育てをしていて、良かったことは?
央行さん:子どもが小学校に入学するときに、子育て応援金として10万円分の商品券がもらえるのがありがたいです! 食べ盛りなので、食費がかりますし。あとは靴の買い替えなどにも使わせてもらいました。子どもはすぐに足が大きくなりますからね。
友紀子さん:家の周りで、子どもたちが思い切り遊べる環境があることが良いですね。新型コロナウイルスが流行ったとき、この環境のありがたさを改めて痛感しましたね。当時は全国的に外出の自粛が呼びかけられていましたが、うちの近所は家と家が離れているので外に出ても誰とも接触することがないんです。もちろん感染予防はしていましたが、子どもたちを家の周りで自由に遊ばせてあげられたし、親子共にノンストレスでした。
奥出雲の生活の中で「なんだか幸せだな」と感じる瞬間は?
央行さん:気がついたら、奥出雲町から一歩も出ていない日が続いてることがあるんですよ(笑)。暇さえあれば、自分たちがリノベーションを手掛けた金𠮷屋とか、この辺りをブラブラしていて。出会った人と喋ったり笑い合ったりして、楽しい時間を過ごせています。こういった日常がとても幸せで、ずっと変わらず続くといいなと思いますね。
友紀子さん:仲間と「こんなことしたいね」って、ワクワクする話をしている時が一番楽しいですね。年齢が10個以上離れているママさん達と、年代を超えて色んな話ができることも嬉しい。企画を実現していくたびに、こういう関係っていいなあ、幸せだなあと思いますね。
央行さん:今あるコミュニティ仲間だけでやっていこうと思っているわけではないんですよ。新たにUIターンで移住されてくる方もぜひって感じで大歓迎してます! 「三沢地区は奥出雲の玄関口」って言ったらオーバーかもしれませんが、私たちはそんな気持ちです。まず三沢に立ち寄ってもらえば、奥出雲町に馴染みやすいんじゃないかな〜と思っています。
奥出雲町で行っている子育て支援は下記ページに掲載しています!
是非ご覧ください!
子育ての取り組み – おくいずも暮らしメモ | 奥出雲町移住・定住・就職・子育て情報 (okumemo.jp)