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株式会社加地 食品事業部 若槻倫子さん
2017年8月、ポストに一通の案内状。タイトルは、「株式会社加地から町民の皆様へ 焙煎玄米・創作菓子「奥たたら」ブランド商品の発表試食会」。
会場は本社工場 社員食堂。限定150名。裏面には同社が新規事業として食品事業を立ち上げた思いが綴られていました。
同社が奥出雲町を代表する素材メーカーであることは知っていましたが、食品という分野に事業展開されたことに驚きを覚えました。
残念ながら試食会には参加出来ませんでしたが、それ以来ずっと気になっていた一品「奥たたら」。
今回、同社を訪れる機会に恵まれ、食品事業部の若槻倫子さんに「奥たたら」にまつわるエピソードを伺うことが出来ました。
筆者
「そもそもなぜお菓子を?」
若槻さん
「もとは会長が発案した、仁多米を使う身近な食品を開発しよう、という思いからだったのです。会長と二人の料理好きな社員のチームから始まりました。」
筆者
「いろんなご苦労があったのでは?」
若槻さん
「はい、試行錯誤を重ねるうち、料理研究家の小田真規子さんとご一緒できることになりました。小田さんはレシピを作る以上に奥出雲のカルチャーを読み解き、お米を焙煎するという手法に着目されたのです。」
筆者
「ソトモノである私からみても、デザイン、テクスチャーなど、お米のお菓子作り以上のストーリーを感じます。」
若槻さん
「もちろん、地域の皆さんに支えて頂きたい思いはありますが、町外の知見を交えながら、ソトへアピールできる付加価値の高い商品でありたい、と考えています。」
筆者
「先月(2017/12月)から、いよいよネット販売で購入できるようになりました。」
若槻さん
「まだスタートしたばかりですが、webでのプロモーションなど幅広く伝えていきたいですね。」
筆者
「今後のトピックがあればぜひ教えてください。」
若槻さん
「今後の展開は現在計画中なのですが、多くの方たちからご要望のある、焙煎玄米チョコレートを購入頂けるよう準備中です。ぜひサイトをチェックしていて下さい。」
筆者
「有難うございました。」
始動したばかりの「奥たたら」。町内でのプロモーションも検討中とか。目の離せない奥出雲発フードプロジェクトです。以下サイトをどうぞお見逃しなく。
http://www.okutatara.com