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燃え続ける炎!小学生がたたら体験学習。

こんにちは♪

移住・定住コーディネーターの磯田です。

今回は、鳥上小学校で行われた「たたら体験学習」を取材してきました。
ふるさと教育「たたら体験学習」は今年で17年目になるそうです。

☆たたら製鉄とは・・・日本で千年余にわたって受け継がれてきた伝統的製鉄法。
           奥出雲町では、山を崩しての鉄穴流し(かんなながし)による砂鉄採取が行われ、
           その砂鉄と木炭を交互に入れながら純度の高い鉄「玉鋼」がつくられ、
           日本刀の材料として刀匠に供給されています。
           この技法を世界で唯一継承し続けているのは奥出雲町だけです。

※詳しくは「奥出雲たたらブランド公式ウェブサイト」をご覧ください。
https://tatara-iron-making-okuizumo.jp/

 

町内10か所の小学校6年生を中心とした児童を対象に国選定保存技術保持者の木原村下の指導のもと、
8時から17時まで役割を交代しながら作業を続けていました。

奥出雲町に古来より伝わる「たたら製鉄」について、木原村下から学ぶとともに
実体験を通して理解を深め、郷土を愛する心を育みます。

そして、児童がたたら体験を通して理解を深め、自分の思いや考えを伝えあうとともに
感想などの活動表現を行います。

 

児童たちの感想

「僕たちが体験したのはほんの一部です。昔の人たちの苦労はどれだけだったんだろう。」

「体験して、木原村下さんの言われた『誠実は美鋼を生む』という言葉の意味が分かりました。」

「たたらに関わる人たちの思いがよくわかりました。ぜひ未来につないでいきたいです。」

 

真剣なまなざしで、砂鉄と木炭を入れる子どもたち。

ふいごを体全体で動かして炉に風を送っています。

木原明村下にお話を伺いました。

「奥出雲町は古代から砂鉄資源があり、製鉄が盛んでした。
 子どもたちは奥出雲町の郷土を理解した上で、鉄を作ってほしいです。
 これはとても大事な体験になると思っています。」

「たたらには、ものづくりの原点があり、人間の営みの原点があると思っています。」

みんなで一生懸命作った「たたらの鉄」は、子どもたちの大きな思い出になったのではないかと思います。

 

 

 

UPDATE 2020.12.11