奥出雲がもっと身近になる!「お試し奥出雲」第3章
こんにちは!
町外マガジンライターの巴(ともえ)です。
現住所が島根県松江市であるわたくし巴が、
1泊2日の暮らし体験プログラム
「お試し奥出雲」を体験してきた話、第3章です!
いきなり3章に来てしまった! という方は、
よろしければ1章と2章も読んでみてくださいね。
→「お試し奥出雲」 第1章
→「お試し奥出雲」 第2章
まずはゆかり庵さんに行きました。わたしの第1号記事でご紹介したお蕎麦屋さんです。
→神社の境内にお蕎麦屋さん!?「姫のそば ゆかり庵」
朝食も期待して行ったのですが、
やっぱり…おいしかった…。
当然、写真左上のごはんは
奥出雲町が誇る「仁多米」なのですが、
いやーもうとにかく美味しい。
で、もちろんお米だけじゃなくて、
お味噌汁も漬物も、朝食に丁度いい量の
さりげないおかずも美味しいわけです。
あとソフトドリンクが頼めまして、
右上にある赤しそジュース(正式名称忘れました)
を頼んだんですけど、
これもまた美味しかった…。
姫のそばゆかり庵さんでのんびりしていたら、
本日のアテンドI田さんが迎えに来てくださいました。
2日目、最初の行き先は…
だ…大根!
ということで「とろけるだいこん®」で有名な
田部農園さんにお邪魔しました。
ちなみにこの時期、出荷ピークで
大変お忙しい中だったのに、
とても丁寧にご対応いただきました…!
本当にありがたいです…!!
伺ってまず出していただいたのが
上の写真「とろけるだいこんの煮物」だったのですが、
「こんな大根、食べたことない!!」
とお世辞じゃなく真剣に思いました。
わたしは煮物が好きなので
大根の煮物もおでんもよく作るんですけど、
こんなほろほろと口の中でとけるような
大根煮は初めてです。
どんなに料理が苦手な人でも、この大根を使えば
めちゃくちゃ美味しい煮物が作れるのでは…?
と思うくらい、おいしかったです。
「元はキャベツだけを栽培していたんだけど、
途中から大根の栽培も開始したんです。
でも最初は奥出雲の土を扱うのが難しくて、とても苦労しました」
と言っておられました。
※田部農園さんの栽培歴史は当奥出雲マガジン内でも詳しく読めます!
→食と農の可能性(田部農園 田部義美)
わたし実は、「田舎生まれを言い訳にしない」をモットーに
島根でフリーランスとして働いているんですけど、
田部さんのお話はそんなわたしの心にグッと突き刺さるものがありました。
おいしい大根をつくるために、
毎週市場に通って他県の大根を観察・研究したこと。
「奥出雲だから」「こんな田舎だから」と
思ってしまいそうになったこともあったけど、
可能性を信じて絶対にあきらめなかったこと。
そして、本当においしい自慢の大根ができたこと。
わたしは生まれも育ちも島根県ですが、
「どうせ田舎で何やっても無理」
「しょせん島根県だから」
と言って色んなことをあきらめている人を、たくさん見てきました。
自分があきらめるだけならまだしも、
人の夢を摘もうとしてくる人にも出会いました。
だからこの奥出雲町で、可能性をずっと信じて
県外にも誇れるおいしい野菜をつくり、
しかもまだまだ新しい可能性を見つめている方に出会えて
本当によかった、と思いました。
田部さん、沢山お話を聞かせてくださって本当にありがとうございました。
次は「中学生が起業体験で唐揚げを作っているんですよ」と
聞いて、その会場の横田蔵市(よこたくらいち)へ。
(横田蔵市はいわゆる大きめのスーパーマーケットです)
なんと、現役の中学生が起業するジャンルを決め、
「商品開発」をし、調理器具の手配もやり、
経費計算や売価設定などお金のことも自分たちで決め、
実際のスーパーマーケットで1日だけ
販売体験をしている、というのです。
(もちろん大人たちが助言をすることもありますが、
基本的には中学生主体で進めたとのことです)
すごっ…。
唐揚げもいただきましたが、おいしかったです!
お昼時になったので、八川(やかわ)駅前にある
(本当に駅舎の目の前にある)
八川そばさんに行ってきました。
大行列…! 待合スペース目一杯にお客さんが待っています。
「さっき唐揚げで小腹を満たしておいて良かった」と思いました。
待合スペースには
「そばを手打ちしている姿が生で見られる」
ところがあり、職人技をながめながら順番を待つことに。
そして、こちらのお蕎麦も美味しかったです!
暮らし体験の2日間あちこちで食べてばかりでしたが、
全部おいしい…。奥出雲の食文化、すごい…。
なんだか食べてばかりの「お試し奥出雲」2日目ですが、
1記事にまとめられなかったのでまだ続きます!
次こそ最終章です!
それではごきげんよう、さようなら。
町外マガジンライターの巴でした。