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神社の境内にお蕎麦屋さん!?「姫のそば ゆかり庵」

町外マガジンライター巴(ともえ)です!

「奥出雲町には、神社の境内に建っているお蕎麦屋さんがある」
かなり前からそんな噂を聞いてはいましたが、なかなか行く機会に恵まれず…。

今回、奥出雲在住の案内人に連れられて、やっと行くことができました!
稲田神社の境内にある、「姫のそば ゆかり庵」さんです。


午前11時半には行かないと行列ができていると聞いていたので心配でしたが、12時着でもすぐ座れました!

…が、後から後からお客さんが入ってこられて、あっという間に満席に。
さらに入ってきたお客様が、「待合席」に座られ…。

たまたまわたし達がやって来たタイミングが良かっただけのようです。
やっぱり人気店なんですね。

さて、肝心のお蕎麦注文です!
想像していたよりメニューの種類が多く、ちょっと悩みました。


案内人の相方が選んだのは、「にじゆたか」という特別な品種のお蕎麦。
「そばの匂いがすごくするし、味も濃くて美味しい!」と相方絶賛。

わたくしも一口いただきましたが、美味しかったです。
実はわたしは祖父の手打ちそばで育ってきたので、匂いや味が薄い蕎麦ってあまり好きじゃないんですよね。


わたしは悩んだ末、「割子と釜揚げセット」を頼みました。
島根と言ったら割子でしょ! というか、単純に好きなだけなのですが…

「釜揚げ蕎麦」は未体験だったので、せっかくだから食べてみたい! と思ってセットを注文したのです。
通常の割子蕎麦は「3枚」ですが、こちらはセットなので2枚でした。

先に割子が来て、「おいしいおいしい」と食べていたら、釜揚げが…


でかっ。

でかい…。

「セットだから、割子も少なめで、釜揚げも小さい鉢でくるのかな〜」
と油断していたわたしが浅はかでした。でかい。

でもせっかくの初体験釜揚げ。
蕎麦つゆを注いで、一口。

うまい…!

なんというか、このひたひたの蕎麦湯が既にそれだけでうまいのです。
そこにつゆが入ってさらにうまい。

割子を1枚相方に差し上げて、ひたすら釜揚げ蕎麦を食べました。
蕎麦湯を飲んだらお腹がいっぱいになるよね〜知ってる知ってる〜
…と思いながら、ほぼ飲み干しました。
おなかパンッパンになった。

メニューでおすすめされていた「おにぎり」も気になったんですけど、まあ、当然食べられませんでしたよね。
次回の楽しみにします。


客席からお庭が見えたのですが、そこにスサノオと稲田姫(クシナダ姫)の像が建っていました。

庭側の席に座ると、スサノオと稲田姫に見守られながら蕎麦を食べることができます。


もちろん、稲田神社にお参りもしましたよ。

手水の水が、水道の蛇口を自分でひねって出すタイプでした。


ちなみにゆかり庵さんへは、この鳥居を車に乗ったままくぐって入ります。

「えっ、車のまま鳥居の中に入っていいの!?」
と最初に来たとき思ったのですが、みなさんそうしておられました。
境内が広いので、駐車スペースが充分にあるんですね。

(と言っても、わたし達が到着したすぐ後に駐車スペースは満車になっていましたが…)

立地がまず衝撃的ですが、当然それだけで終わらずお蕎麦がとても美味しくて、
「また来たいな〜」
と思いました。
客席も“家の広い親戚のおうちに来たみたい”で、すごく落ち着きました。

この記事で
「行ってみたい!」
「名前は聞いてたけど、行ってみよう!」
と思って下さったらうれしいです。

ごきげんよう、さようなら。巴(ともえ)でした。

UPDATE 2018.10.01