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「和牛の繁殖・肥育の一貫経営」がやりたくて奥出雲町を選びました。

◎新任の地域おこし協力隊員さんを紹介します

【プロフィール】

森山聡美さん(奥出雲町農業公社)

島根県出雲市出身 H6年生まれ 血液型:A型 

農林高校時代に牛と出会い卒業後は酪農に従事し結婚・出産を経て畜産試験場にて和牛飼育に携わる。

さらに肥育と繁殖をやりたいと思うようになり奥出雲町農業公社の「地域おこし協力隊」に応募し、11月から勤務。

現在幼児園のお子様と2人暮らし。

 

【奥出雲町の「地域おこし協力隊」になろうと思ったきっかけを教えてください】

農林高校で牛に出会い卒業後はしばらく酪農に携わっていました。

しかし結婚・出産・育児のためしばらく現場から離れていました。

そのうち時間が経つにつれ牛へのが思いが膨らんできて今度は和牛を飼ってみたいと思い

畜産試験場の募集へ応募し採用となり和牛との時間を過ごすようになりました。

いろいろと専門的なことを学ぶうちに繁殖や肥育を自分でやってみたいと思っていたところ

畜産に関わる内容の地域おこし協力隊の募集があり、決断し応募しました。

【「地域おこし協力隊」としての今の活動は】

奥出雲町農業公社に採用になったばかりですが、今はおもに午前中は50頭くらいの牛に餌やりと牛舎の清掃、午後は牛の手入れなどを行っています。

日々の活動で心がけていることはとにかく世話をしている牛が丈夫にしっかりと育つようにとの思いで接しています。

【初めて奥出雲町を訪れた時の印象は?】

姉が奥出雲町に嫁いでいたこともあって、訪れたのは今回が初めてでは無かったのですが、

改めて町内を見学させていただいた時にスーパーやDIYストア、ドラッグストア、銀行などが近くにあり、

思っていたより街だなあと感じました。もう少し田舎かなというイメージだったので実際の生活には困らないという印象です。

【まだ、移住して間がないですがオフタイムはどのように過ごしていますか?】

子供を幼児園に預けて仕事をしているので、子供と1日中接していることができるのは日曜日しかありません。

なるべく天気が良い日には一緒に外に出かけるようにしていますが、三成公園の大きな滑り台が特に気に入ってて

何回も上っては滑るを繰り返しています。気軽に遊ぶことが出来るのでよく利用させてもらってます。

【「地域おこし協力隊」の3年任期後の予定は】

協力隊としての3年間で和牛に対する専門知識を多く身に付けて、卒業後は奥出雲で繁殖・肥育の一貫経営を目指したいと思っています。

今現在、第三者継承制度を利用しての相談もさせていただいているのでいいタイミングで実現できればうれしいです。

 

UPDATE 2021.12.01

森山聡美さん

取材:地域づくり推進課 三原

インタビューにお邪魔させていただいた日は11月中旬で肌寒い雨交じりのあいにくの天気。最初、毎日の作業風景を撮影させてくださいとお願いして、牛の餌やりのシーンから撮影を始めたが、シャッターを切っていくうちに何十頭もの牛に餌をやる一連の動作がリズミカルかつ無駄なく流れるような作業風景にこちらもワクワクし感動すら感じた。撮影後お話を聞いても和牛との出会いから今日まで時間が経過するにつれ、どんどん和牛への愛情が増幅してきているのが感じ取れ、そのぶれない姿勢は羨ましくもあった。彼女がこの地域おこし協力隊のミッションを完遂し、念願の繁殖・肥育の一貫経営をここ奥出雲町でスタートし、他県からも注目される『牛飼いさん』になってくれることを願うばかりである。   取材後には雲間からの日差しもあり、清々しい心持で農業公社を後にした。