JR木次線が楽しい、サイクリング旅
小倉さくらさん Uターン
休日は家族で汽車に乗り、サイクリングを楽しんでおられる小倉さくらさんにインタビューして参りました!
早朝は新聞配達、日中は義務教育学校玉湯学園で非常勤講師という、現役のクロスカントリースキー選手です。
- 名前…小倉さくら
- 平成26年に奥出雲町にUターン。13歳、10歳、2歳の息子と夫とともに、実家で暮らしている。夫の実家は2kmほど離れたところにあり、行ったり来たりしながら生活を送っている。
小倉さくらさんの前回の記事はこちら
https://okumemo.jp/topics/6698
【サイクリングに出会ったきっかけは何ですか】
小学生の頃に参加した、「奥出雲紅葉サイクリング」です。
当時は絲原記念館や可部屋集成館を巡るコースがありました。絲原記念館の優雅な雰囲気、阿井に行くまでの泣きたくなるような激坂、可部屋集成館へ向かう途中の川の美しさ、せせらぎの音。その情景は、今でも鮮明に思い出します。
昼食でいただいた大きなおにぎりや、完走後の焼き肉は、この世にこんなうまい食べ物があるのか?と感じるくらいの美味しさでした。
奥出雲紅葉サイクリングは、私に自転車で旅をする楽しさを教えてくれました。
【汽車にはよく乗りますか】
最近は子連れでよく乗ります。特に三男は汽車が大好きなので、今では休みの度に、遊園地のアトラクション感覚で楽しんでいます。
私は、横田高校時代には汽車通学をしていて、汽車はとても身近でしたが、車を運転するようになると汽車に乗る機会は激減しました。
とはいえ、青春時代をともに過ごしたJR木次線です。汽車を見れば懐かしい思い出が蘇ります。子どもが汽車に興味を持つようになると、乗る機会は増えていきました。
【汽車とサイクリングの両方を楽しめる自転車「ブロンプトン」について教えてください】
私とブロンプトンとの出会いは、ちょうど1年前です。
ふせカフェの内田圭子さんの紹介で、ブロンプトンポタリングツアーを専門に取り扱われる旅行会社「AWA-RE」(https://www.brompton-pottering-association.com/)の榮高志さんと出会い、ブロンプトンと出会いました。
ブロンプトンというイギリス製の高級折りたたみ自転車は、とてもお洒落でスタイリッシュな自転車です。
1台1台、イギリスの職人の手作りで、美しく折りたたむことができます。
コンパクトになるので、子連れで輪行できるほどの手軽さを味わえます。
また、小径車とは思えないほどの軽快な乗り心地で、風を切って走る気分は爽快です。幼児用のサドルを取り付ければ、子どもと一緒にサイクリングを楽しめます。
小さく折りたたんで持ち運べるので、汽車の時刻と、駅から駅の道を調べて、行きはサイクリング、帰りは汽車、というように、汽車とサイクリングを組み合わせて楽しむことができます。
私は、AWA-REの榮さんに、ブロンプトンの楽しみ方を1年間かけて教えていただきました。さらに詳しく知りたい方は、ぜひこちらの動画もご覧ください。
「ブロポタTV」
https://www.youtube.com/channel/UCQTU5BbIru7P_VqyrvAZVKA/featured
【おすすめのサイクリングコースはありますか】
出雲八代駅から自転車で出雲三成駅へ向かうコースがオススメです。帰りは出雲三成駅から出雲八代駅まで、汽車で帰ります。
八代から三成までは、ほぼ平地か下り坂なので、とても快適です。交通量の少ない道を通ります。
出雲八代駅を出発して、まずはピザ屋さん「オリーブ」へ立ち寄り、包み焼きをいただきます。
写真家の植田正治さんも眺めた矢谷の棚田を見下ろしながら自転車を走らせると、遠くには中国山脈の山々が見渡せます。
三成の町まで下ってきて、ケーキ屋さん「ガトーリビドー」で季節限定フルーツパフェをいただきます。
とってもハッピーです。
出雲三成駅に着くと、出発の時間まで、奥出雲町観光協会でサイクリングの話をしたり、仁多特産市で新鮮野菜を選んだりしながら汽車を待ちます。
汽車に乗り込み、涼しい車内でほっと一息つきながら、さっき走ってきた道を車窓から眺めるとても充実した時間を味わうことができます。
【JR木次線とサイクリング旅の面白さは何ですか】
特別感を味わえることです。
JR沿線をサイクリングすると、沿線の暮らしを肌で感じることができます。田んぼの稲がさやさやと風に揺れる様子、畑の野菜のかがやき、道端に咲いているなんでもない花。
そこにある一つ一つのものと一体になりながら、風を切って自転車で走る。それはどこか懐かしい気持ちになります。
自然を満喫し、爽快に自転車を走らせる。一息ついた後に、のんびりと汽車の窓から景色を眺める。快適な列車内での時間は格別です。
【最後に一言お願いします】
奥出雲町の自然は、その地に住む方々によって、丁寧に手入れされています。皆さまのおかげで、美しい自然の中で暮らせることに感謝をしながら、私も草刈りを頑張ります!
コロナ禍でも思う存分に旅気分を味わいながら暮らしておられる小倉さん。奥出雲町での暮らし方は無限大です!
JR木次線サイクリング旅を体験したい方は、ふせカフェさんがブロンプトンポタリングツアーをやっておられます。下記へお問い合わせください。
ふせカフェ&ブロンプトンステーション
仁多郡奥出雲町馬馳57-8
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