泊まれる博物館のレストランで奥出雲の食材を生かして
藤田恭史さん Iターン
今回は奥出雲町にIターンをして、『泊まれる博物館』として人気の奥出雲多根自然博物館6階に
今年1月にオープンしたレストランでシェフを務める藤田恭史さんにお話をお伺いしました。
【プロフィール】
藤田恭史(ふじた やすし)さん
福岡県遠賀町出身
高校卒業後に関西の大学へ進学
大学卒業後、大阪市内のイタリア料理店に就職し、8年間勤務
2018年8月から2年間イタリアにて本格的なイタリア料理の修業を行う
2020年8月に奥出雲町へIターン
2021年1月に多根自然博物館6階にオープンした『OKUIZUMO Trattoria TANE Museum』にてシェフを務める
【奥出雲町へ移住されたきっかけは何ですか?】
大学を卒業して就職したイタリア料理店で、シェフの出身地のイタリアの生活を聞いているうちに本場での生活に興味を持ち、イタリアで修業することに決めました。
2018年からイタリアで料理の修業をしていましたが、昨年新型コロナウイルスの影響で、都市封鎖(ロックダウン)措置が講じられたため、店を開けることができない期間がありました。
店が開いていない時間がもったいなく、金銭的な面もありやむなく帰国を決意しました。
帰国後、派遣会社に登録し、実家の九州に近い西日本のどこかで就職先を探していたところ、派遣会社の紹介で出会った宇田川和義館長の勧めでこちらで働くこととなりました。
奥出雲町の山に囲まれた中にある棚田が広がる風景や仁多米、そば、野菜などの豊かな食材に魅了され移住を決意しました。
【なぜ料理の道を目指そうと思われたんですか?】
大学では理工学部で物理を勉強していたのですが、大学生活での自炊を通して料理をすることの楽しさに気づき、就職活動時に趣味でもいいから料理を続けていきたいという思いがありました。当時のアルバイト先の店長に、大阪市内においしいと評判のイタリア料理店があると聞き、ちょうどそこが求人サイトに調理の求人を出しておられたので応募してみたら採用されこの道に入りました。
ただ、実際に働いてみると、とても忙しく楽しさよりもとにかくついていくのに必死の思いでした。
【奥出雲町に来てみてどうですか?】
棚田が広がる山に囲まれた景色を見てとてもきれいなところだと感じました。
冬は雪がすごくとてもびっくりしたことが記憶に残っています。
↑レストランから見える景色はとてもきれいでした!
【奥出雲町のお気に入りスポットはありますか?】
佐白から三成に向かうときに見える棚田が広がる風景がお気に入りです。
ここの景色は通るたびにとてもきれいだなと感じます。
↑藤田さんが撮影した写真
【この仕事のやりがいは何ですか?】
料理を提供し、喜んでもらえることにとてもやりがいを感じます。
地元の人の集まりに使用していただいたり、何回も食べに来てくださる方がいたりするのでとてもありがたいです。
【これからどんなレストランにしていきたいですか?】
誰かの誕生日などの「ハレの日」にいつもと違う雰囲気を味わってもらえるような場所にしていきたいです。
また、意外と地元の人は博物館に来たことがなく、食事に来られた地元の人が、この建物に初めて入ったという声も聞きました。
町外・県外の人だけでなく、地域の方も集まるような場所にしていきたいです。
奥出雲多根自然博物館では百姓塾『田植え体験』で地元の人とお米を作っています。
イタリア料理だけでなく、地域の人と作ったお米や野菜を使って様々な料理を作ることができればと考えています。
コロナ禍ではありますが、地域のイベント等にもゆくゆくは出店できればいいとも考えています。
ぜひ一度食べに来てください!
↑トマトソーススパゲッティ、冷製スープ、季節野菜のサラダ、フルーツゼリーどれもとてもおいしかったです。
OKUIZUMO Trattoria TANE Museum
〒699-1434 島根県仁多郡奥出雲町佐白236-1
奥出雲多根自然博物館6階
営業日:土日祝日のAM11:30~PM14:00
お問い合わせ先
電 話:0854-54-0003
メール:info@tanemuseum.jp
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【ランチ新メニュー】
7月3日(土)より、パスタメニュー&デザートを一新!
地元産の夏野菜やフルーツをふんだんに使用した夏感満点のメニューをどうぞお楽しみください。 pic.twitter.com/WTWVCJycga— 奥出雲多根自然博物館 公式? (@tanemuseum_phal) June 29, 2021