一瞬のその時に感じたことを大事にする
“第一印象はずっと心に残る”
主役:兼築美雲さん Iターン
かねちく みくも
兼築 美雲 さん 横田高校 3年生
《プロフィール・趣味など》
神奈川県出身
“神話が好き” 背景や意味を調べるのが楽しい
“神社巡り” 気になる神様が祀られている神社へ参拝する、御朱印集め
(まず気になったのが…)
◆ 横田高校に入学しようと思ったきっかけは?
島根には、出雲に親戚があり、小さい頃から夏休みには旅行に来ていました。
中学の進路選択の時期にまだ地元では進学先を決めていなくて、
そこに学校からもらった手紙で「地域みらい留学」というものを知りました。
そのイベントに行き、詳しく聞いていくうち、
本格的に“島根に「地域みらい留学」をしたい”と思うようになりました。
親御さんからはあっさりとO.K.をもらったものの、その後
島根県内のどの高校にしようかというのはかなり迷ったそうです。
◆そこからの決め手は?
紹介動画を見たときに、
「いちばん普通なんだけど…
学校生活を楽しめそうだな…!」
と感覚的に印象が心に残ったそう。
その自分自身がぱっと心に残った感覚を大事にし、
美雲さんは進学先を横田高校に決めたそうです。
自分の感性を大事にし、信じ、行動する力…すごいですよね~☆
◆ 奥出雲町に住んでみて感じたことは?
ちいきかつどう ふぁん くらぶ
“地域活動FUN!CLUB” ← 横田高校魅力化事業の一環
のイベントに参加した体験などを通し、
地域の中での人と人との繋がりが強いなぁと感じ、とてもいいなぁと思いました。
◆ 田舎暮らしを体験してみてどうですか?
ともだちと近所にでかけるのが楽しいです。
あと、ひとりで稲田神社に散策に出かけてボ~ッとしてると、
しっくりきます。だからストレス・フリーですよ。
美雲さんの親世代からすると(笑)
なんだかありがたいですね~
ほっこりしますね~
◆ 横田高校での思い出に残ることは?
ともだちに誘われ演劇部に入部し、裏方としてがんばっていましたが、
1年の時にいきなり全国大会に行けました!
そして先輩が引退した後は役者に転向し、2年の終わりには
“春フェス”(春季全国高等学校演劇研究大会)に出演できました!
その時は“演劇部員の話”を演じました。
わたしは“コロナ禍で悩む演劇部の部長”の役をしました。
中学の時の部活は1年で辞めてしまったので、
楽しいと思って3年間部活をやり通せたことは新鮮であり
ほんとに満足しています。
自分の感覚を信じこの高校を選んで進んだことは間違っていなかったと思います。
令和2年10月 第44回島根県高等学校演劇発表会(島根県民会館)
◆ 演劇部顧問の伊藤靖之先生から美雲さんへコメントをいただきました
「彼女はそつなく、こなすというイメージです。
誰かに言われたとおりではなく、自分の中に一旦落として、
自分なりに答えを出してくるという生徒です。
コロナ禍で悩んだという役を、自分の経験も取り入れて
自分の気持ちを表現したところが成長したと思いますね。」
◆今後の進路は?
将来なりたい職業は決まっていないです。
でも地元神奈川の大学に進学しようと思っています。
奥出雲での体験を活かし、地域活動のある大学に進学し
地域活動に参加していきたいと思ってます。
美雲さんの集めた御朱印帳
かわいらしく清楚な雰囲気で静かな中に芯があり
神秘的な魅力を放つ彼女にお話を伺えてよかったです。
お父さんが思いを込めてつけられたという
美雲さんのお名前の「雲」と奥出雲の「雲」・・・
やっぱりご縁があったんだなぁと思いますね。