奥出雲を思う想いと出会う、こだわりのお宿『まつ』
こんにちは♪
移住・定住コーディネーターの磯田です。
今回は、奥出雲町横田にあたらしくできたゲストハウス「禾(のぎ)と恵(めぐみ)に咲くお宿まつ」
を作られた内田咲子さんにお話を伺いました。
プロフィール
内田咲子(うちだ さきこ)
地元の老舗和菓子屋・松葉屋の長女として生まれ、2回の海外留学を経て、地元の良さに気づきUターン。
「噂の生どら」を全国でも知られる人気商品に育て上げる。同時に、まちづくり会社(有)咲楽を立ち上げ、
企業合宿や地域の活性化のために意欲的に活動を行っている。
―なぜ宿を始めようと思いましたか
祖父が残してくれた家を改修して、「人の集まる家を作りたい」と考えるようになりました。
柱などの構造は当時のまま残し、100年先も持つ宿にリノベーションしてもらいました。
父は祖父から引継ぎ、父から私へ。家だけでなく、家族の思いも継承していきたいです。
『お宿まつ』に泊まってくださったお客様が「人が集まるってあったかいな」と感じていただけると嬉しいです。
人が集う場所、いろいろな人たちが来るのを待つ場所、思い出の家がそういう場所になるといいなと思ったんです。
奥出雲に観光にいらした方は日帰りされる方が多いと思っていて、大好きな奥出雲のまちなみ・景観・文化・歴史をもっと知ってもらいたい。そんな気持ちから宿を始めようと思いました。
―どんな方に、どのように利用してほしいですか
企業や学生のワーケーションの場所・研修場所としてぜひ使っていただきたいです。
Wi-Fi対応で、寝室にもコンセントやUSBを挿せる場所をたくさんつくりました。
4Kの大きなテレビをつけました。防音室になっているのでグループやお友達でも楽しく使っていただけます。
最大7人まで泊まれます。
ここでは料理の提供はないので、このキッチンを使ってみなさんでわいわい楽しく料理をしていただきたいですね。
美しい朱色のキッチン。
モールテックスという海外の素材を使っているそうで、とってもおしゃれでした。
咲子さんはお話しながら、コーヒーを挽いて淹れてくださいました。
広々とした自慢のお風呂。
外には本物の竹壁も設けられており、とっても気持ちよさそうな入浴が想像できます。
すっきりとした階段。
二階へ上がっていくと、、、
幻想的な光に包まれる小さな空間がこしらえてありました。
このお宿には、こういったちょっとしたこだわりが至る所に見受けられ、
泊まりに来る人をやさしく出迎えてくれます。
2階には、広々とした和室が2部屋あります。
畳の縁には赤い梅の柄があしらわれており、ほっこりとした気持ちになります。
建具には、咲子さんのまちづくり会社「咲楽(さくら)」と
まつ(松)の模様が施されています。
泊まりに来られたら、ぜひ見つけてくださいね♪
―奥出雲町の好きなところ、魅力に感じるところはどんなところですか
やっぱりたたら製鉄。鉄を作る凄さもだけど、たたら製鉄でできた町なんだなということがわかりました。
鉄を作るには、砂鉄と木炭がいるから山を削って、ひと山を崩していたのだけれど、
それはちゃんと場所を動かしながら、植林して、また30年したらそこを伐採して持続可能なやり方をこの町はずっとやってきたんです。
秋の彼岸から春の彼岸までは砂鉄を採ってもいいけど、春になってから秋の農作業の頃までは、
鉄穴流し(山を崩して砂鉄を採ること)はやってはいけないとか、
みんなが(たたら製鉄に関わらない農業をやっている人たちも)洪水とかで農業がだめにならないように、
知恵を出し合ってこの町を守ってきたというのが本当にすごいところだなと思うんです。
奥出雲町のことをしゃべらせたら止まらない咲子さん!(笑)奥出雲町のことにものすごく詳しい方です。
ご希望の方には、オーダーメイドで奥出雲町でのアクティビティを咲子さんがプロデュースしてくださるそうです。ディープな奥出雲が楽しめますよ!
3月にプレオープン、4月にグランドオープンの予定です。
咲子さんの奥出雲町への想いがたっぷり詰まった「禾と恵に咲くお宿まつ」ぜひみなさんお越しください。
<禾と恵に咲くお宿まつ>
島根県仁多郡奥出雲町横田904-3
Mail oyado.matsu@gmail.com
https://guest-house-3719.business.site/