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リハビリと地域を繋ぐコーディネーター

こんにちは♪
定住コーディネーターの磯田です。
寒くなってきましたが、みなさん風邪などひいておられませんか?
休息と、しっかり栄養をとって、この冬も元気に過ごしましょうね!

さて今回は、奥出雲町地域おこし協力隊員で、島根リハビリテーション学院の魅力化コーディネーターをしていらっしゃる平井優樹さんにお話を伺いました。

 

プロフィール
平井優樹
1992年広島に生まれ、2年ほど鳥取に在住し、(小学5~6年)その後再び広島へ戻って高校まで広島で過ごす。
その後浜田市にある島根県立大学で教職課程を履修し、高校教員を目指すが、社会経験が少ないまま教職に就くことに疑問を感じ卒後は民間企業で営業職に就く。
他業種への転職を考えていた時期と、結婚のタイミングが重なったこともあり、妻の地元である奥出雲町へ移住。

 

自分にも地域で何かできるんじゃないか?
妻が大学生の頃から地元の活性化に力を入れていました。その姿を近くで見ていて、地域との関わり方や活性化に興味が湧きました。
微力ながら「自分にも何かできるんじゃないか」と思い、妻の紹介で地域おこし協力隊員になることを決めました。学校教育に携わりながら、今まで自分が営業で培ってきたものも活かそうと思いました。

 

島根リハビリテーション学院の魅力化コーディネーターという仕事
学院の情報発信、オープンキャンパスや学生募集の企画運営支援などをしています。
高校生向けに、学院のキャンパスライフがわかる広報誌を作成したり、学院のホームページやSNS発信などもしています。

また、魅力化の一環で「キャリアアップ科目の学生指導補助」や「キャリア形成科目の学生指導」に携わらせていただいています。

奥出雲ならではのリハビリを目指して
これからの社会で求められる理学療法士・作業療法士は、従来の病院や施設で行われる治療の分野に加え、地域等における予防の分野の需要も増しています。そうした理学療法士・作業療法士の職域の幅が広がる中で、自身のキャリアプランを考えることや、どこへでも対応できる資質を学生に身に付けてもらうべく、特にキャリアアップ科目に関しては、地域の課題を発見し、他の職種の方々と連携しながら課題を解決していく課題発見・解決能力やチームマネジメントのスキルを身に付けることを目標としています。座学のみならず実際に地域に出ての活動なので調整役としては大変なこともありましたが、学生にとってこの授業の経験が、その後のセラピスト人生の一助に繋がることができるようにという思いで取り組んできました。

地元そばとの意外なコラボ
着任1年目はジョーホー奥出雲で放映する介護予防啓発番組を、学生と教員で企画、作成し2番組を放映しました。
番組作成にあたり、学生が認知症予防に効果的な蕎麦の薬味を考案し、「姫のそば ゆかり庵」で販売したところ、その取り組みがテレビ・新聞・ラジオ・インターネットの各メディアに取り上げられ、地域住民の方のみならず、県外の方にも認知・実際に食べて頂ける結果となりました。

また、2年目は地域の介護予防活動の推進を目的に、厚生労働省が推奨するスマートライフステイ(宿泊型新保健指導)を参考にした介護予防観光プログラムの企画・実施に向けた取り組みを、奥出雲町観光協会をはじめとした他職種・他業種と連携を行いながら学生が主体となり行いました。

 

 

奥出雲町での楽しみ方
自然豊かなところです。特に渓流が気に入っていて、毎年、年間の遊漁券を購入し町内の渓流でヤマメやイワナを毛鉤やルアーで釣りしています。今年は3年目にしてようやく尺(30cm超)ヤマメを釣ることができました。山や川のせせらぎに心を洗われつつ、釣った魚は基本的にはリリースをしますが、時には塩焼きや、骨酒を晩酌に楽しんでいます。

今までは学院内での活動が多かったので、今後は妻の地元の横田地区に引越して、そこで町の方々との交流をしたり、地域の活動にも積極的に参加していきたいと思っています。

 

 

平井さんが、前向きに、どんどんチャレンジしていく姿は、きっと学生たちにも伝わっているはず。
学生募集や情報発信などの業務以外にも、「地域とつながるリハビリテーションとは」を意識させることも考えていらっしゃいます。
私も、少しでも奥出雲町のすばらしい人やモノ・コトなどを発信していきたいと思います!

<島根リハビリテーション学院>
http://shima-reha.com/

 

UPDATE 2019.12.13

Person

平井 優樹さん

Editor

磯田 菜保子