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Okuizumo organic cotton project 前編

前回、筆者が奥出雲に至るまでを簡単に振り返りましたが、その折、お世話になったのが、このweb magazineに登場されているlocal hero!白山さんのお宅、田楽荘さんでした。築100年以上の古民家での民泊体験はまさにdeep。時代の佇まいをしっかり残した居室と囲炉裏端…一気にタイムスリップしていきます…

やがて、取り掛かったのが、その夜の寝床づくり。そして、ご用意頂いた中身(綿)を詰めて、自分仕様の枕を作ります。「これで枕を包んでください。そこにある綿を使って作ったものですよ」手渡されたタオルは、なんとも柔らかで優しい手触りでした。ぐっすりと眠りに落ちた、初めての奥出雲の夜。深く記憶に残りました。

改めて、この地に住まうこととなり、気になったのが、あのタオルの行方。何処に行けば買い求められるのか…頂いたリーフレットには、販売店として、地元の事業者さんが記されてはいるものの、訪れるのはやや敷居が高い…ここは再度、白山ご夫婦を尋ねることにしました。
「お聞きしたいのですが、あのタオルは奥出雲の何処で買い求められるのですか」
「あのタオル自体は、製造販売元の新藤さんが、天衣無縫というブランドで、全国の百貨店で販売されています。ただ、ここ奥出雲では、主に私達が手渡しでお分けしています」
「なるほど、普通だと道の駅とか観光施設とかで販売できると思ったのですが」
「そうですね、ただこのタオルと関わるうえで、私達は、単に販売するだけではない、役目を担っていきたいと思っているのです」

UPDATE 2017.09.03

Person

田樂荘 白山夫婦

Editor

奥出雲横田商會店主

ご夫婦には、その後、deepな思いを語って頂きました。続きは、次回へ。お楽しみに。