時を追うごとに
わかり合い、楽しくなる。
人とのつながり。
野林さん Iターン Iターン
子供の頃から何かの職人になりたいという思いがありました。福岡の実家を出て、各地を転々として、27歳でこの地に来て19年経ちます。
東京で開催していた『田舎暮らしフェア』というようなイベントで、島根を知り、一度訪れてから1ヶ月後には移住していました。その後、学校に通って陶芸を学び、転身して算盤づくり。毎日が同じことの繰り返しのように見えるかもしないけど飽きることがありません。部品づくりのコンマ何ミリの違いなんて、はじめは全然わからないのに、毎日やってると急にわかるようになる瞬間があるんです。
移住して暮らしがどんどん楽しくなるのも、そんな瞬間の積み重ねだと思います。家の草取りをしていたら話しかけられて、立ち話するようになって、わかり合えてつながりが楽しくなる。
こういう「田舎ならでは」を「見張られているみたい」と感じる人も居るかもしれないけど、馴れると「見守られてる」に変わると思います。
自分はコンマ何ミリがわかってくるように、地域の人とどんどんわかり合えていくのがとても楽しかった。これからもどんどん「つながり」を増やしていきたいですね。