自然と共に暮らしてきた
地域の皆さんに
生きる知恵を教えてもらっている。
白山洋光さん 里香さん
喧噪だった関東の暮らしが長かったため、ずっと自然に憧れていました。
移住のきっかけはジブリ映画「もののけ姫」を見て、たたらの舞台が奥出雲と知ったことです。
しかも、現在も世界で唯一たたら操業を行い、米づくりをし、祭りや盆踊りなど伝統文化も息づき、自然と共生しながらに生きているのです。
さらに「水」が決め手で、自分に合っていると感じました。
かつて飲食業界にいたこともあり、「飲食業の究極は自分で原材料をつくること」と思っていたので、自分で農業を行い、
収穫した食材でつくった料理を心地よい空間でお出しする店をつくってみたいと思ったのです。
今は棚田で米をつくり畑で野菜を育て、オーガニックコットンの栽培にも挑戦しています。
また、この地域には花田植えがあり、田植え唄を歌う「左下(さげ)さん」という重要な役を務めさせてもらって
もいます。地元の方に見守られながら、地域に溶け込んでいるところです。