自然との暮らしを楽しむ~仁多郡森林組合~
稲田 敏明 Iターン
稲田 敏明さん
プロフィール
1992年生まれ
島根県安来市出身
京都や高知にて林業に関連した製造業(木材加工)を7年経験
その後、奥出雲に移住し仁多郡森林組合へ就職(2年目)
【奥出雲へ転入した理由】
前職で木材の加工をしていたころに林業の現場を見る機会が多くあり、林業に興味を持ちました。
奥出雲へは小さい頃から玉峰山荘に遊びにきていた思い出があり、今回両親の繋がりで奥出雲町の森林組合へ勤めることとなりました。
現在は、林山現場作業員として木の伐採から搬出まで行っています。
初めは山林での現場経験がなく、木を倒すことを怖く感じていましたが、2年経った今では木を切ることを楽しく感じるようになりました。木を切った後の山を見ると綺麗になっていて達成感も感じます。
※森林組合には2種類の現場作業がありその一つが林産現場です。
林産現場では主に木を切り倒し、枝落としや長さを整えて、木をトラックに載せて出荷するところまで行います。育った木を売る仕事です。
もう一つが造林現場であり、こちらは苗木を植えたり、下草の刈払いをしたり、密に育った木を間引く間伐を行います。木を育てる仕事です。
【仕事の流れ】
仁多郡森林組合の仕事は8:00から始まり17:20に終わります。
朝出勤してから、まず朝礼があります。
その後班ごとに現場へ向かい作業が始まります。
休憩は仕事のキリが良い時に各自とります。
お昼休憩は各々車内で取ることが多いです。
午後も休憩をとりながら作業を進め、17:00くらいに作業を終えて、事務所へ戻ってきます。
林産作業は、「木を切る→切った木を重機で集める→枝払いする→玉切りする→トラックに乗せるまで」の工程があり、一日ごとに決まったエリアを3~4人の班で作業していきます。
※玉切りとは
2mや3mの決められた長さに切ることです
私は、前職で山林作業に必要な資格をほとんど持っていたこともあり入ってすぐに林産の作業ができました。経験のない方が森林組合に入られた場合には山歩きに慣れるところから始めて、刈払い機やチェンソーの使い方から学んでいきます。仕事で必要な資格を取得するときは職場が費用負担してくれます。
班の人に教わりながら徐々に現場に慣れていきます。
体力とやる気さえあれば初めての方でも働けます。40、50歳の経験のない方でもでも森林組合に入る方もおられますし、皆さん楽しそうに仕事をされています。
【森林組合の仕事】
この仕事は体力が必要なところはありますが、自然の中は癒されますし、班の方とも楽しくコミュニケーションをとりながら働いているので充実しています。
班の方とのコミュニケーションは林業ならではの内容もあり、「この木はハンマーの材料になっている木だよ(掛矢-かけや-)」とか「お腹を壊した時にはキハダが良いよ」といろいろ教えてもらうこともあります。面白いので自分でも知識を増やしてみたいなと思っているところです。
【奥出雲での生活】
奥出雲は松江や出雲が近いところが魅力だと思っています。
釣りが好きなので土日は島根半島の海岸(松江)へ行くことが多いですが、片道50km強の道のりはそんなに苦になりません。
また、職場の方と食事へ行くこともあります。
班の方にお勧めしてもらった、味奈里の炎太鼓ラーメンは想像以上に辛くてビックリしましたが美味しかったです。
【奥出雲のお気に入りスポット】
亀嵩の玉峰山荘がお気に入りのスポットです。
小さいころからよく温泉に入りに来ていましたし、最近もときどき行って癒されています。
サンドバス(砂風呂)やサウナもあって和らげます。
動画でも仁多郡森林組合の仕事が紹介されています!
ぜひご覧ください!