思い浮かんだものを形にしていきたい
若槻 奈都子さん Uターン
今回は布勢でピザ屋さん『Olive』を経営されている若槻奈都子さんにお話をお伺いしました。
【プロフィール】
若槻 奈都子さん
奥出雲町布勢地区生まれ。
高校卒業後、勉強のため、1年間大阪の製菓学校へ。
製菓学校卒業後、出雲市のパスタ店・洋菓子店等で働いた経験を活かし2019年6月22日、実家の敷地内でピザ屋さん『olive』開業。
◆自分のお店を開きたいと思ったきっかけを教えてください。
小学生の頃からクラブ活動などをきっかけにお菓子作りをしていました。
そんな中、少しずつ家の中でもお菓子づくりにハマり、中学生の頃にはぼんやりと「ケーキ屋さんを開きたい。」という思いが出て来ました。ちょうど中学1年生の頃に上映された『魔女の宅急便に出て来るパン屋さん』の影響もあるかもしれません。(笑)
◆実際に今のお店を開くまではどんな流れがありましたか?
製菓学校に入りお菓子の勉強をしていた頃、テレビなどのメディアをきっかけに『パティシエ』が少しずつ注目されるようになりました。注目されていけばいくほど、競争が激しくなっていき、ケーキの販売だけでは戦えないと感じました。
製菓学校を卒業後、ケーキだけでなく、見栄えのするパスタやピザの勉強も始めていきました。ピザに関して、トッピング等は前のお店で学びましたが、生地作りは全くの最初から。出雲からUターンし、開業する半年前に釜が届き、独学での勉強を始めました。
◆実際にお店を開いて3年が経ちました。気持ちの変化などはありますか?
最初は手探りの中でのお店のスタートでした。正直な話、お客さんとお話しするのも緊張していました。(笑)
それが少しずつ慣れて来て、今では余裕も生まれて来ました。「空いた時間を他のことに使えないか」、「もっと商品のバリエーションを増やせないか」など、考えられるようにもなりました。
◆お店をやっていく中で大切にしていることはありますか?
私自身がお菓子づくりにハマったのも、美味しいものができた時の嬉しさや美味しいものを人に共有できた時の嬉しさがあったからです。好きなことを仕事にしているからこそ、できる限り、『お客さんが食べたいと思った時に食べられる』ように、不定休のスタイルでやっています。実家の敷地内だからこそ負担が少ないことも大きいですね。
◆今後どうしていきたいなどありますか。
お菓子づくりなどをしていると、いろいろなアイデアが浮かんできます。少しずつ余裕が出て来たからこそ、これからは『思い浮かんだものを形にしていきたい』です。
今考えているのは、お誕生日ケーキの注文や、「ふせcafé」で出していただいている焼き菓子なども出していきたいです。また、今はお店に来られるお客様にしか届けられないので、県外の方にも届けられるように全国への発送も考えています。
あとは、お店で買ってすぐに食べられる場所があるといいなあと思っています。
◆最後に、読んでいただいた方へのメッセージをお願いします。
経営的には松江や出雲でお店を開く方がいいかもしれませんが、奥出雲町ならではの良さは、『お客さんとの距離が近いこと』。作っている時にその人の顔が浮かんで来たりします。顔の見える関係性でピザを提供できる喜びを感じます。初めての方も、ぜひお店にお越しください。
※事前にメニューを選んでから、電話でのご注文をお願いいたします。
↑Oliveさんのインスタより
◎お問合せ先など
〒699―1432
島根県仁多郡奥出雲町馬馳287
営業時間/ 11:00〜13:00、16:00〜18:30
不定休
電話予約/ 080―6324―6819
Instagram:https://instagram.com/olive_okuizumo
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