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今を笑って楽しむ。
みんながつどい、つながる幸せをカタチにするCafé

今回は、奥出雲町布勢地区の魅力を発信するために発足した『布勢の魅力活性化プロジェクト(代表:八澤豊幸さんほか7人)』。そのプロジェクトの一環として、5月1日から出雲八代駅前でトロッコ列車の時間に合わせてオープンされている「ふせcafé」の内田圭子さんと石原菜美さんにお話を伺いしました。


内田圭子さん
島根県雲南市出身。結婚を機に奥出雲町へ定住し10年目。多趣味を活かして活動中。

石原菜美さん
福岡県北九州市出身。結婚を機に奥出雲町へ定住。

◆「ふせcafé」をスタートされたきっかけはなんですか?
布勢地区の魅力を多くの人に発信するために令和3年4月30日に『布勢の魅力活性化プロジェクト』が立ち上がりました。立ち上がったといってもどうやって布勢の魅力を発信するとか具体的に何をするみたいなことがなくて、「とりあえず何かやってみよう!!」と思い付いたのが、トロッコ列車奥出雲おろち号の運行に合わせて出雲八代駅でカフェをするということでした。
思い立ったらすぐが良いということで、プロジェクト立ち上がった翌日の5月1日(土)からカフェをオープンしました。それが「ふせcafé」のスタートでした。
「ふせcafé」は魅力発信も目的ですが、「布勢に賑わい」と「人が集える場・ふれあえる場」をつくりたいという思いからやっています。一人暮らしだと1日会話をしない日もあったり、笑顔もなくなったりするじゃないですか。だったらここに来れば誰かいるとかお客さん同士が楽しく笑って会話が出来たり、自然と人が人を呼んできてくれたりするので、そうやってみんながつながることが「幸せ」につながると思っています。

◆「ふせcafé」はどのようにやっておられるんですか?
基本的には二人でゆるーくやっています。準備とかも時間を決めていますが、子育て中で急な用事やイレギュラーなことが起きたりするので、早く来た方が準備を始める感じです。  
トロッコ列車が運休中だった6月から7月中旬までは、皆様に知っていただくために「移動カフェ」として布勢地区内を回り、7月22日(木)からは金、土、日を中心にトロッコ列車の運行再開に合わせ、出雲八代駅前でカフェをオープンしています。
 少しずつではありますが、口コミでカフェのことが広がり、多くの方にカフェに来ていただいて、ツーリングのライダーさんや自転車で旅をしている旅人さんも来てくれました。

メインのコーヒーは、コーヒーにかなりこだわりのある方から仕入れてるので、毎回、原産地や味が違います。カフェのオープンに合わせて1回1回生豆を焙煎していただき、フレッシュな状態で送られてきた豆を挽き、丁寧にドリップします。1杯200縁(円)です。
みなさんに「本当にここのコーヒーは美味しいね!!」と言っていただいていて、すごくうれしいですね。

スイーツは布勢地区の和菓子屋「田村屋」さんの和菓子やピザ・洋菓子の店「Olive」さんのマリトッツォやプリンを提供しています。また、地元の伝統芸能「仁多炎太鼓」さんとコラボレーションの企画をしたりして、地区のみなさんを巻き込みながらやっています。

 

 

もちろんトロッコ列車奥出雲おろち号が到着したら、みんなでホームまで行き、手をふって歓迎し、列車が見えなくなるまで手をふってお見送りをしています。トロッコ列車だけでなく、在来線の汽車にもホームに行き手をふっています。

◆「ふせcafé」はどんな場所にしていきたいですか?
「人が集える場・ふれあえる場」にしていき「賑わい」をつくり、布勢の魅力をたくさんの方に伝えていきたいです。お客さん同士がつながって笑って楽しく会話されているのを見るとカフェやってよかったなぁと思いますし、こちらもみなさんから元気をもらっています。
二人でやっているんですが、場所を提供してくれる方や応援してくださる方、協力してくれる方がいて、カフェをとおして布勢地区のあたたかさやつながりを改めて感じています。

お客さんはリピーターも多くなってきていますし、インスタを見て立ち寄っていただいたり、毎回カフェを楽しみにしてくれている方もおられて、うれしいですね。
徐々にですが、布勢地区にも奥出雲町内にも浸透してきたのかなぁと思います。
夢はキッチンカーでカフェができるといいなぁと思っています。他の地域でも布勢の魅力を伝えることができたり、イベントなどに呼ばれても行くことができるので、キッチンカーほしいです!!
あと、テントもいいけど、ゆっくりしたい人もおられると思うので、空き家とかを借りて拠点をつくってカフェをしても面白いかなぁと思っています。

◆お二人は子育て真っ最中ですが、活動をとおして子どもたちに伝えていきたいことがありますか?
子どもたちも「今日はふせcaféだよー」っていうと嫌な顔とかせず、あたり前のようにカフェを手伝ってくれて、会計もしてくれて、楽しんでいます。そんな姿をみるとこっちもやる気がでてきます。
子育ては今すぐに結果というか反応が返ってくるものではないので、押し付けるのではなく、待つことが大切だと思っています。カフェを手伝ったことや布勢地区で育ったことなどを、一回自分のなかでしっかり飲み込んで消化して、いつか思い出してくれたらいいと思うし、何かを感じてくれてたらと思います。ふとした瞬間に、子どもたちのそういった場面に出会えるとうれしいですね。

◆大切にしていることはなんですか?
(内田さん)
「思い立ったらやってみる」ですかね。主語は自分で、人任せではなく自分がまず動くです。
「ふせcafé」はそんな感じでやっています。

(石原さん)
「笑って楽しむ」「自分が楽しむ」

◆奥出雲町の好きなところ、好きなスポットを教えてください。
(内田さん)
布勢が好きです。結婚して布勢に来るまでは、キャンプとかアウトドアは苦手でインドア派だったんですけど、自然がいっぱいの布勢に来てなんでかわからないですけどアウトドア派になりました。(笑)
布勢のみなさんが「やさしい」し「明るい」し、小学校の保護者さんたちもみんな仲が良く、お母さんたちもお母さんという立場ではなく、個人としてつながっている感じです。

(石原さん)
内田さんが好きです(笑)
行動力もあるし、企画力もある。ものごとをしっかり捉えて、判断もできる。
内田さんはストレートで表裏がなく、内田さんの周りには人が自然と集まってくる。
そんな内田さんが大好きです!!

◆これからの「ふせcafé」は、どうしていきたいですか?
「ふせcafé」もこれからどうなるかわからないけど、流れに身を任せて自分たちが「今を楽しむ!!」ことをやっていきたいです。
どんな変化にも臨機応変に対応して、その時にベストだと思うことをやっていきたいと思います。

ぜひ、「ふせcafé」にお越しください!!お待ちしています!!!

8月の「ふせcafé」の日程は次のとおりで、8月14日(土)には土曜夜市が開催されます!!

美味しいコーヒーをいただきながらお話を伺い、お二人の明るさと楽しさ、充実感が伝わってきて、時間を忘れて居心地いいひとときが過ごせました。
ぜひ、「ふせcafé」にお立ち寄りいただき、みんなでトロッコ列車や汽車に手をふり、お二人のあたたかさと布勢地区の魅力を感じてください。

 

 

UPDATE 2021.08.09

Person

内田圭子さん、石原菜美さん

Editor

あべぱん

今回は「ふせcafe」の笑顔がステキなおふたりにお話しを伺いました。小さな輪がどんどん大きな輪になってきている感じが伝わってきました。それもおふたりの人柄なんでしょうね。次回もお楽しみに!! P.S.「ふせcafe」のコーヒーは本当に美味しいです。ぜひ、飲んでみてください。